北陸乗り放題きっぷで大阪から北陸へ ・第1話
8月某日、私は北陸乗り放題きっぷというきっぷを使って、富山、石川、福井の3県に行ってきました。
北陸乗り放題きっぷとは…
北陸乗り放題きっぷとは、JR西日本の企画きっぷで、出発地(神戸市内、大阪市内、京都市内)から北陸フリーエリア※1までの、特急サンダーバード号の往復指定席特急券よび乗車券(追加料金でグリーン車)と、北陸フリーエリア内※1フリーきっぷ※2がついたお得なきっぷです。
※1…北陸フリーエリアは、JR小浜線(敦賀〜小浜)北陸本線(敦賀〜金沢)越美北線(福井〜九頭竜湖)七尾線(津幡〜和倉温泉)城端線(城端〜高岡)氷見線(高岡〜氷見)北陸新幹線(金沢〜黒部宇奈月温泉)IRいしかわ鉄道線(金沢〜倶利伽羅)あいの風とやま鉄道線(倶利伽羅〜越中宮崎)の範囲
※2…フリーきっぷはフリーエリア内在来線普通列車自由席、特急列車自由席、新幹線(かがやき以外)自由席に3日間乗り放題
サンダーバード1号
いよいよ、本日乗車するサンダーバード1号が大阪駅11番のりばにやってまいりました。
車内の様子
私が座ったのは11号車16Dである。思っていたよりもかなり座り心地がよく、また、一番後ろの席のため気を使わずにリクライニングすることができた。私はサンダーバードに乗るならこの16Dの席をお勧めする。なぜなら、窓側で後ろを気にせずリクライニングすることができます。さらに、683系の普通車は、車両の一番端の8席にしかコンセントがないため、後ろからコンセントを引っ張ってこれるという意味でも、この席はとてもいい場所であると思います。
大阪駅 発車
さて、大阪を出発し、しばらくは外を眺め、そのあとは、車内を見に行こう、と思ったら、9号車と10号車の間は通り抜けできないので、後ろの3両分しか見られなかった。大半の駅では、到着前と発車後に、北陸ロマンが流れる。北陸ロマンのチャイムは、北陸ディスティニーキャンペーンという企画の下始まったのだが、キャンペーン期間が過ぎたあとでも、未だに使用され続けている。北陸ロマンが流れると、すごく「旅」の雰囲気を醸し出してくれて、とても良かった。
そして、列車は新大阪、高槻、京都の順に停車していった。(っていうか、新快速と停車駅一緒やん)
京都駅付近の車窓
京都を抜け 琵琶湖へ
列車は京都駅を出発すると、トンネルに入り、山科駅を通過すると、またトンネルに入り、そしてついに、滋賀県に突入する。東海道線から分岐する湖西線を通るのだが、この湖西線、琵琶湖の眺めがとても良いと有名だ。特に、蓬莱〜比良間の眺めは最高である。この日は曇っていて、真ん中の島はまるで霧の中の要塞のように見えた。この区間で別日に撮った晴れの日の写真と比較してみる。
曇り
晴れ
晴れの日の方が太陽の光が反射していて綺麗だが、曇りの日も曇りの日で秘境のような感じがある。琵琶湖が見えなくなると新疋田トンネルを抜け、敦賀に到着する。
福井縦断54km
敦賀駅を発車すると、全長およそ14キロの、北陸トンネルに突入する。北陸トンネルでは、列車のジョイント音が響き渡り、対向の列車とすれ違う時は、すごい音がする。トンネルが14キロあるということは、敦賀から次の駅(南今庄)までの駅間は14キロあるということになる。意外と長いものですね。
列車は福井県の田園風景を通過し、一部特急の停車駅、武生(越前市)鯖江(鯖江市)を通過、鯖江を抜けるといよいよ福井駅に到着する。福井は後に説明するが、恐竜アピールの激しい町である。
列車は福井駅を出発 終点 金沢へ
列車は福井駅を出発すると、また田園風景に戻る。途中、また、一部特急の停車する 芦原温泉 加賀温泉 小松 松任 を通過する。芦原温泉は一度行ったことがあるのだが、芦原温泉駅からものすごく離れた場所に温泉地があるので、バスを使うか、えちぜん鉄道三国芦原線を使うことをオススメする。
そして、ついに、終点の金沢に到着する。
続く…