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趣味のことをダラダラと書き綴ります

大回り乗車で南関西を一周してみた!!


今回、大回り乗車で和歌山を一周してきました。

その途中、和歌山線万葉まほろば線(桜井線)での、車両の置き換えに遭遇しました。

 

この間は国鉄車だったのに
まさか227系に出会えて乗れるとは...

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227系


 

このことから推測すると、和歌山線万葉まほろば線において105系から227系への置き換えが激化しているということになります。

このことについては、過去の記事にまとめております。

 

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今回の行程

 今回のルートは 

福知山線加古川線東海道線東西線学研都市線万葉まほろば線和歌山線阪和線大阪環状線を使うルートです。

  1. 谷川まで福知山線に乗車
  2. 谷川から加古川まで加古川線に乗車
  3. 加古川から尼崎まで東海道線に乗車
  4. 尼崎から木津まで東西線学研都市線に乗車
  5. 木津から奈良まで大和路線に乗車
  6. 奈良から万葉まほろば線和歌山線に乗車
  7. 和歌山から阪和線大阪環状線に乗車し、大阪で下車

 

切符のルール

普通に考えると、「違法だろ」と思う乗り方です。

しかし、JRの切符の規則には特例がありまして、大回り乗車をしても良いことになっています。

この件の詳細は過去に一度、大回り乗車についてまとめた時に書いていますので、一度見てみてください。

 

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乗車レポート

都会→田舎→都会と、風景が転々と移り変わる風景は、世界の興亡を表しているかのようなシリアスな雰囲気に引き込まれます。

 

この特有の激しい都会と田舎の入れ替わりは、世界をみても日本でしか感じれないのではないでしょうか?

特に、関西は個性が強く、一つ一つが印象に残ります。

自然というシンプルにして最高の景色を、日本の自然を感じながら移動するのは最高です。

福知山線について

福知山線の概要

福知山線は、兵庫県の尼崎から、京都府の福知山までを結ぶ、100kmにも及ぶ鉄道の幹線です。

福知山では、山陰線・北近畿タンゴ鉄道線(KTR)に乗り換えることができ、KTRでは、観光特急に乗車することも可能です。

 福知山線沿線データ

 沿線には、(市長が二代連続で汚職により捕まった宝塚市や、ベッドタウンとして有名な三田市篠山市・西宮市などがあり、JR西日本の収益を支える路線のひとつでもあります。

そんな福知山線ですが、路線から田園風景を楽しめます。

トンネルを越えたあたりから三田駅までの、田園に囲まれた中に、ぽつんと町がある様子がすごく美しく感じます。

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古市駅の駅名標



使用車両

福知山線では

一般車両に223系・225系・207系321系

特急車両には287系・289系が使用されています。

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福知山線の使用車両

引用

321系JR西日本321系電車 - Wikipedia

223系:JR西日本223系電車 - Wikipedia

207系JR西日本207系電車 - Wikipedia

225系:JR西日本225系電車 - Wikipedia

287系:JR西日本287系電車 - Wikipedia

289系:JR西日本683系電車 - Wikipedia

(289系は683系の改造車です)

この車両のうち

287系・289系は特急「こうのとり」としての運用

223系・225系は快速等の運用

207系321系新三田までの普通・東西線直通快速運用となっています。

 

 

加古川線に乗車!!

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125系の座席

 加古川線は、兵庫県加古川から、同じく兵庫県丹波市を結ぶ、48kmの路線です。

西脇市で運用が分かれており、直通で電車は運行されていません。

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加古川駅の電光掲示



そして、この路線は阪神淡路大震災の時に山陽方面から東海方面への迂廻路として播但線とともに使われたんです。

復興のために大活躍していたんですね
そんな歴史があったとは、驚きです!!

 

そんな加古川線は、兵庫県一級河川加古川に沿うようにして進んでいきます。

 

途中、竹藪のトンネルのような幻想的な区間や、山の中のローカル線という雰囲気からぐんぐんと都会に入っていく様子が、すごく印象に残ります!!

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結構有名な駅・日本へそ公園

また、加古川に近づくにつれて、車内が混雑します。

加古川線は、ローカル線な雰囲気なのに乗客が多いというギャップがあり、乗ると楽しいですよ!!

 

新快速で加古川から尼崎へ!!

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新快速 列車

この区間はただひたすら新快速に乗車します。

新快速は、かなりの速度を出して運行しています。

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新快速 列車


須磨の海は綺麗に写ります。

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東西線学研都市線奈良駅へ!!

 学研都市線東西線とは

東西線は、兵庫県の尼崎駅から、大阪府京橋駅までを結ぶ、ほとんど地下にある12.5kmの路線です。福知山線学研都市線とも直通運転をしており、兵庫と奈良を結ぶ、重要な路線です。

学研都市線は、大阪府京橋駅から、京都府(ほぼ奈良県)の木津駅までを結ぶ、44.8kmの路線です。

 

この路線は元々、貨物線でしたが、旅客用に転用され、今の片町線学研都市線)になっています。

 

東西線の効果

東西線により、京阪神の人の流れが変わりました。

 

けいはんな学研都市に住む人たちは、大阪キタのど真ん中に電車一本でアクセスできるようになりました。

福知山線では、東海道線以外に列車を捌くことができるようになりました。

また、東西線による相乗効果により、東海道線の利用者も若干ですが増えています。

 

確かに、三田から奈良を結んでいるのは、すごく便利ですよね。

 沿線の様子

 

東西線は言うまでもないですが、ほとんど地下ですので、景色なんてありません。
コンクリートの壁くらいでしょうか

しかし地上には、歓楽街の北新地や大阪城公園などがあります。

乗っていて、これといった特徴はありません。

ただ、駅構内に響き渡るSUNTRASの案内放送が、なかなか聴けるものではないとは思いますが...

 

学研都市線に入ると、一気に都会→住宅地→田園風景という景色になりますが、電車の速度も速くはないので、ゆっくり沿線の風景は変わっていきます。

好き嫌いが分かれる景色なのではないでしょうか? 

僕は住宅地のコンクリートの壁が、土地に沿って走るような雰囲気で好きですが

 

和歌山線万葉まほろば線に乗車!!

和歌山線&桜井線とは

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桜井線・和歌山線227系



万葉まほろば線(桜井線)は奈良駅から高田駅までを、奈良県内の都市を逆L字状に結ぶようにして敷設されている、全長29.4kmの路線です。

沿線都市に天理などがありますが、運行本数はそれほど多くはありません。

また、利用客は学生が多い気がします。

 

和歌山線は、奈良県の王寺から、和歌山県の和歌山までを結ぶ87.5kmの路線です。

紀ノ川を沿うようにして、線路が敷設されています。

途中、橋本などを経由します。

他の私鉄に乗り換えることにより、高野山や吉野に行くことができます。

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和歌山線 路線図

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桜井線 路線図

引用:

JR西日本路線図│駅情報・路線図:JRおでかけネット 

万葉まほろば線に乗車

奈良駅から、万葉まほろば線(桜井線)に乗ります。この路線はかなりローカル線の雰囲気を出すんですよねー...

しかし、「大都市近郊」区間ですので都会です!!

 

この路線は、高架の奈良駅を出ると、枝分かれのように大和路線から離れていき、地上に降ります。

国鉄車が走っていた時の、高架にローカル線用電車が走っている様子が映えましたが、新車の227系にほとんど置き換わっており、あまり映えはなくなったように感じます。

227系の車両自体はかなり映えるけどね...

そこから奈良をUの字に進み、高田へ、ここを経由して同じ電車で和歌山まで抜けていきます。

和歌山線の景色

和歌山線は、山間をうねって進んでいく路線です。

勾配はあまりありませんが、景色はずっと山と町が見続きます。

あまり感動するような景色はなかったのですが、紀ノ川に掛かる橋を渡っている時の景色はすごく綺麗でした。

駅に降りたら、感動する景色の場所が沢山ありそうです!!

また、和歌山線では凝ったイラストの駅もありました。

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隅田駅

隅田駅の駅名標は、国鉄のやつですね。

どこかに歴史を感じさせてくれる、ノスタルジックさを醸し出しています。

横のイラストは、地域の活性化を狙っているのでしょう

 

 

 

紀州路快速で大阪へ

 紀州路快速とは?

紀州路快速は、和歌山と大阪を結ぶ、名前の通りの紀州までいく電車です。

和歌山から阪和線大阪環状線を走り、大阪に行く電車です。

また、途中の日根野駅関空快速紀州路快速が連結することでも有名なのです。

たまに訪日外国人の方々が、関空に行くつもりが、和歌山に連れていかれるなんてことがニュースにもなっていますよね...
そう考えると危険だな...

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日根野駅 駅名標

紀州路快速は、大和路快速・新快速のようにJR西日本を代表する快速電車の一つなのです。

 

そんな紀州路快速は、他の快速電車とは違い、加古川線と同様の、ゆとりを持った座席配列になっています。

「2人がけ+1人がけ」の座席ですので、大阪環状線内の鬼のような混雑でも、大和路快速の車両より、ゆとりを持って移動できます。

ラッシュの大阪環状線大和路線系統の電車に当たると、「オワタ」ってなるんだよね...
その時は、次の電車を待つけど

また、一人がけの席は、横の人を気にしなくて済むので「精神的にも楽」と感じる人も多いのではないでしょうか?

 

見える景色

阪和線と聞くと、「海」というイメージを持たれる方が多いかと思います。

しかし、阪和線は内陸側を走っており、海が見えません。

 

海が見たい場合は、南海電鉄南海本線に乗れば見られます。

 

ただし、和歌山から日根野のローカルな風景から、一気に下町風情が漂う日根野からの景色となるので、田園風景と下町風景のギャップが映えます。

 

お昼は空いてる大阪環状線

大阪環状線は、ラッシュ時とオフピーク時の差が激しい路線なのではないでしょうか。

いつもこんな空いてたらいいのになー

関東ほどとは言いませんが、ラッシュ時に乗車すると車内で人と体が触れ合う事は確実です。

 

ラッシュ時に6両編成の電車が来た時は、絶望を感じますね...

 

昼の時間に大阪環状線に乗ると、プライベートスペースを取れるので、ものすごい楽に感じます。

 

この大回りの感想

僕が思ったことが2点あります。

紀州路快速の停車駅が多い気がしました。

和歌山から日根野までは各駅停車というところで、所要時間が伸びている気がします。

和歌山から大阪への通勤需要は、この各駅停車が無くなればかなり増えるのではと思います。

和歌山県は、大阪からの距離が神戸や奈良と比べると遠いですが、滋賀県に比べるとそこまで遠いようには感じません。(滋賀県は京都圏か...)しかし、滋賀県大阪府の連絡路、東海道線は新快速が走っており、大阪まであまり時間がかかりません。

また、大阪環状線の鬼のような混雑に巻き込まれずに済みます。

しかし、紀州路快速は途中まで各駅停車&日根野まで4両編成がほとんどというマイナスポイントに、大阪駅まで時間がかかるというところが、僕個人の感想で、通勤にはあまり向いてない路線のように思います。

 

途中駅周辺は、立地的には大阪中心部に一本なので住みたいと思うのですが...

 

大回りは究極の旅行でした

近畿圏に住んでいても、近畿各所の雰囲気を把握できている人は少ないと思います。

大回り乗車は、時間さえあればお金をかけずに近畿各所の雰囲気を知ることができます。

あまりにも利用者が多いと、切符のルール変更があるかもしれません

 

このように、いろんな場所の雰囲気を把握できる大回り乗車、時間にゆとりのある人は是非、やってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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